目次
「AI」「DX」という言葉を見聞きする機会は、この数年で一気に増えました。
ビジネス誌や経営セミナー、政府の方針でも、この2つのキーワードは欠かせない存在になっています。
一方で、
「興味はあるものの、何から始めればいいか分からない」
「自社にどう関係するのか、まだイメージが湧かない」
と感じている方もいらっしゃるかもしれません。
本記事では、明日から一歩動けるヒントとして、下記3つをお伝えします。
まず、言葉の整理から始めましょう。
DXとは、「デジタル技術を活用して、業務やビジネスモデルを見直すことで、
新たな価値を生み出していく取り組み」です。
※ 「デジタル化」と「DX」は似て非なるものです。紙の書類をPDFにする、Excelを使うといった「デジタル化」は入口であり、それを活かして業務の流れや組織の動き方まで変えていく取り組みがDXです。
AIは「特定のタスクを学習・判断・予測する技術」です。
近年は生成AIと呼ばれる、文章・画像・動画などを生成できる技術が急速に普及し、
ビジネスへの応用範囲が一気に広がっています。
ただし、AIは万能ではありません。
得意なこと(文章生成、データ整理、パターン認識)と、
不得意なこと(文脈の深い理解、最終的な意思決定、最新情報への対応)があります。
この特性を理解した上で活用することが大切です。
AIはあくまでDXを実現するための手段のひとつです。
客観的なデータを見てみましょう。
独立行政法人 中小企業基盤整備機構の調査によると、
DXに「既に取り組んでいる」または「取り組みを検討している」中小企業は42.0%にのぼり、
前年比で10.8ポイント増加しています。
一方で、「取り組む予定はない」と回答した企業もまだ30.9%存在しています。
また、東京商工会議所の調査では、DX推進における課題として
「コスト負担(31.9%)」
「旗振り役が務まるような人材がいない(31.0%)」
「従業員がITを使いこなせない(26.4%)」
が上位に挙がっています。
さらに、
DXに取り組んだ企業の81.6%が「成果が出ている」「ある程度成果が出ている」と回答。
具体的には業務効率化やコスト削減、働き方改革などの効果が報告されています。
※ 「取り組んだ企業の8割以上が成果を感じている」という事実は、AI・DXが「やってみる価値がある」ことを示す一つの指標として参考になります。
DXは中小企業にとっても取り組みやすく、効果が出やすいとされています。
経済産業省の「中堅・中小企業等向けDX推進の手引き2025」では、
次のような視点が示されています。
大企業がシステムの刷新や社内調整に数年かかることも、
中小企業であれば意思決定の速さを活かし、スピード感をもって動き始めることができます。
「規模が小さい=不利」ではなく、「規模が小さい=動きやすい」という見方もできるのです。
AI・DXで成果を出している会社には、いくつかの共通点があります。
①「ツールの導入」ではなく「目的」から逆算している
「ChatGPTを使ってみよう」「この業務をAI化しよう」という出発点よりも、
「何に時間がかかっているか」「どこに課題があるか」を先に整理している。
②「全部一気に」ではなく「小さく始めて定着させる」
2025年版中小企業白書では、「まずは従業員のペインを取り除く」という考えに基づき、
できるところから必要最小限の取り組みを行う「身の丈DX」が成功のカギと紹介されています。
③ 経営者・管理職が「他人事」にしない
「担当者に任せておけば大丈夫」という体制のままでは、取り組みが現場止まりになりやすいです。
中小企業白書では、経営部門がDXを推進している企業ほど、
取り組みが進展している傾向が確認されています。
④「人の仕事をなくす」のではなく「人が本来やるべき仕事に集中できる環境をつくる」
AI・DXへの取り組みで多い誤解のひとつが、「AIに仕事を奪われる」という不安です。
しかし実際には、AIが定型業務や情報整理を担うことで、
人間がより創造的・対話的な仕事に集中できる時間が生まれます。
この視点を持てるかどうかが、取り組みの方向性を大きく変えるでしょう。
ここからは、私たちスケッチが実際に行っているAI活用・DX化の取り組みをご紹介します。
私たちは社内業務の効率化だけでなく、
クライアントへの支援の質を上げるためにも、AIを積極的に活用しています。
① 記事作成用Gem(ジェム)の作成
Gem(ジェム)とは、GoogleのAI「Gemini」において、特定の業務や目的に合わせてあらかじめ指示(プロンプト)や役割を設定しておける“カスタムAI機能”です。
この記事作成用のGemでは、
スケッチのトーンや専門性に合わせた記事の構成・執筆補助を行えるよう設計しています。
「ツールを導入する」のではなく「業務から逆算して設計する」というアプローチが、
私たちの基本スタンスです。
② マニュアル作成用Gemの作成
動画をGemに添付するだけで、マニュアルが自動生成されるGemを作成しました。
お客様に説明する際の資料や社内共有用の資料作成にかかる時間を大幅に短縮できるほか、
マニュアルの属人化を防ぎやすくなるという効果もあります。
③ どのAIがどの作業に強いか、社内で検証を続けている
「とりあえずChatGPT」という時代は終わりつつあります。
文章生成・調査・要約・画像生成など、作業の種類によって向いているAIツールは異なります。
スケッチでは複数のAIを実際に業務で試し、目的に合った使い分けの知見を社内に蓄積しています。
AI・DXは、中小企業においても、業務効率化・人材不足への対応・競争力強化という観点から、
取り組みの裾野が広がっています。
大切なのは、「完璧な導入計画」を立てることよりも、「まず一つ試してみること」。
小さな変化の積み重ねが、数年後に大きな差をつくります。
また、AI活用・DXは「AIに任せるか、人がやるか」という二択ではありません。
AI活用によって生まれた時間を使い、より付加価値の高いアウトプットの実現が、
目指すべき姿だと考えます。
とはいえ、実際には
「何から手をつけるべきか分からない」
という声が多いのも事実です。
スケッチでは、採用や組織づくりの支援を通じて、
AIを活かした業務改善・仕組みづくりのご相談も承っています。
といったお悩みがあれば、お気軽にご相談ください。
▶ スケッチへのお問い合わせはこちら

お問い合わせ |sketch
お問い合わせフォーム ご入力いただいた情報は、お問い合わせ内容へのご回答の目的のみに利用いたします。
sketch-consulting.co.jp