2025-09-09
人材採用
応募数4倍・面接率2倍に!採用と幹部育成で“停滞からの脱却”を果たした医療法人の挑戦

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プロジェクトテーマ
複数クリニックの運営法人の事例|採用活動の強化と幹部育成を通して次のステージへ
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エリア
関東地方
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取り組み内容
1. 企業情報と相談背景|
採用も育成も止まり、理事長がすべてを背負う状態に
クライアント企業:関東エリア・医療法人
事業内容:医療(内科・小児科・皮膚科など複数のクリニックを展開)
従業員数:約40名
同社は、関東エリアで複数のクリニックを運営する地域密着型の医療法人。安定した診療体制とホスピタリティで信頼を築いてきた一方で、長年にわたる慢性的な採用難と、幹部不在による組織の停滞に悩まされていました。
• 採用は求人広告が中心。人材紹介会社も時折活用
• 応募は減少傾向、面接無断欠席が急増
• 選考プロセスは10年前から変わらず、面接準備が無駄になるケースが多数
• 分院長クラスが育たず、理事長がすべての判断を下す状態
• 中長期戦略や新規出店の検討に理事長が集中できない状況
採用難と育成の停滞が連動し、次のステージに進めない閉塞感に、理事長ご自身も強い課題意識を持たれていました。
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2. スケッチの支援内容|
採用活動の再設計と、幹部育成による組織変革
支援は、「止まっていた採用を前に進めること」と「管理職の意識変容」を並行して実施しました。
■ 採用活動の可視化と改善
• これまでの応募経路・面接率・採用率を数値で整理・分析
• ボトルネック(媒体の選定ミス、プロセスの長さ、面接調整の負担)を洗い出し
• 各職種に応じた「無料×低コスト」から「有料×中コスト」まで各種採用手法の効果的な組み合わせ
• 応募から面接の間に「オンライン面談」を挿入し、辞退・無断欠席を大幅減少
■ 法人の外部発信とブランド設計
• 「複数のクリニック運営法人」から「ヘルスケアのコングロマリット」へのポジショニング再定義を提案
• 採用広報における伝え方や文脈を、法人の成長性・専門性を伝える内容に一新
■ 幹部(分院長)育成と組織の権限移譲支援
• 分院長クラスを対象とした定期研修の実施
• 各院の環境・地域特性を理解し、今後の院運営方針を幹部自らが考える機会を提供
• 理事長の意図やビジョンを、スケッチが通訳者的に伝達・共有し、能動的な提案文化を促進
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3. 成果|
応募数4倍・面接実施率2倍以上。幹部が動き出し、組織全体が変わり始めた
数字としての成果は以下の通りです:
• 応募数:以前の4倍に増加
• 面接実施率:20%未満 → 40%超へ改善
• 無断欠席・ドタキャンが激減し、コンスタントに面接が実施可能に
• 結果として、採用数も安定的に確保できる状態へ
加えて、幹部の育成支援により、理事長を中心とした一極集中型の組織構造が緩和され始めました。
• 幹部から理事長への提案数が増加
• 幹部同士のコミュニケーション頻度・質が向上
• 各院における判断と実行のスピードが上がり、理事長が戦略や新規出店構想に時間を割ける状態へ
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4. 医療法人の皆さまへ|
「応募が来ない」「幹部が育たない」は、変えられる
応募が来ない、採用できない、幹部が育たない──
スケッチでは、クリニック・医療法人に特化し、採用構造の見直しと幹部人材育成を一体的に支援しています。
必要なのは仕組みと変化を生み出すきっかけです。
まずは、あなたの法人にとっての最適な設計図を一緒に描くところから始めませんか?