「ハローワークに求人を出しているけれど、全く応募が来ない」
「ハローワークって無料だけど、効果はあるのだろうか…」
採用難が続く中、お客様からこのようなご相談をいただくことがあります。
しかし、ハローワークで応募が来ない原因の多くは、「給与や休日といった条件面」だけではありません。
「自社の魅力が伝わる求人票の書き方ができていない」(見せ方)や、「求人票を出すだけにとどまっている」(使い方)に改善の余地があるケースが散見されます。
ハローワークは、地域の求職者が活用する有効な手段です。
さらに、2026年3月にハローワークインターネットサービスが大幅にリニューアルされました。
このリニューアルによって、求職者のスマホでの利便性が向上しただけでなく、企業側にとっても「動画でのPR」や「有効求人の更新予約機能」など、新機能が追加されています。
本記事では、スケッチが支援の現場で培ったノウハウをもとに、
最新のリニューアル情報を踏まえた「企業が今すぐやるべき対策」と、
求人票の見直しからPRボード、説明会活用、リクエスト機能、そしてハローワークとの連携まで、
無料でできる改善策を5つに整理して解説します。
記事後半にチェックリストもご用意していますので、自社の「伸びしろ」を確認してみてください。
目次
2026年3月23日、ハローワークインターネットサービスが大幅にリニューアルされました。
企業にとっても、使いやすさと差別化に役立つ新機能が追加されています。
ここでは、採用担当者が「今すぐ」押さえておくべき3つの変更点と、自社の採用にどう活かすべきかという対策を解説します。
【変更点】
求職者向けの画面(UI/UX)が刷新され、スマートフォンからでも求人検索や応募がこれまで以上にスムーズに行えるようになりました。
【対策:スマホで読まれる前提で求人票を書く】
求職者の大半はスマートフォンの小さな画面で求人を探しています。
パソコンの画面ではきれいに見えていても、スマホで見ると「文字がぎっしり詰まっている」という求人は離脱されやすい傾向があります。
など、「流し読みでも自社の魅力が伝わる工夫」がこれまで以上に重要になります。
【変更点】
企業の魅力を伝えるための「PR動画(動画URL)」が、事業所画像情報に追加できるようになりました。
【対策:ひと手間かけて「ハローワーク窓口」へ相談する】
これまでハローワークの求人は「文字情報」が中心であり、職場の雰囲気が伝わりにくい側面がありました。
動画が追加できるようになったことで、この壁を突破できます。
ここで非常に重要なポイントがあります。
この動画登録ですが、マイページからボタン一つで完了するわけではなく、ハローワークへ直接相談・申し込みをする必要があります。
「手間がかかりそう…」と感じるかもしれませんが、ここが差をつけるポイントです。
手間がかかるからこそ、いち早く動画を用意して、他社と差別化しましょう。
【変更点】
公開中の有効求人に対して、マイページ上から事前に「更新」の予約ができる機能が追加されました。
(※紹介期限日が14日以内の求人が対象)
【対策:更新忘れによる機会損失をなくし、安定して回せる状態にする】
ハローワークの求人は、「公開(受理)された日の翌々月末」で有効期限が切れるというルールがあります。
そのため、これまでは「月末に切れる求人を、月初の忙しいタイミングで手動で出し直す(更新する)」という手間が発生していました。
もし更新を忘れてしまうと、気づかないうちに求人が非公開になり、せっかくの応募者獲得チャンスを逃してしまいます。
今回の「有効中求人更新予約」を活用することで、手動更新の漏れを防ぎ、常に自社の求人を求職者に安定して届けることが可能になります。
システムが新しくなっても、求職者の心を動かす本質は変わりません。
ここでは、「ハローワーク採用を成功させる5つのコツ」をご紹介します。
ハローワークで成果が出ない「よくある状態」
ハローワーク求人の基本は「求人票」です。
ただし、形式的に事実を並べるだけにとどまり、応募者に魅力が伝わりにくい求人が散見されます。
応募者の目線に立ち、読みやすく、働くイメージが湧く表現に整えましょう。
職種名は、検索画面で最初に目に入る部分です。
職種名だけでなく、働き方や特徴を含めることで検索結果で目に留まりやすくなります。
例)「施工管理」ではなく「年間休日120日/資格取得支援ありの施工管理」のように、具体性を出します。
仕事内容欄で一覧画面に表示されるのは、最初の 30 文字×3行(90 文字)のみです。
冒頭3行に、応募者にとってのメリットを集約します。
スマートフォンでは、原則 15 文字×6行(90 文字)が一覧画面に表示されます。
※機種等により異なります
単なる業務列挙ではなく、具体的なシーンや雰囲気が浮かぶ表現を意識します。
例)「現場の安全管理」→「地域の小中学校の改修工事で、安全管理を担当。子どもたちの笑顔を守る仕事」。
仕事内容や労働条件は丁寧に埋めている一方で、「会社情報」や「特記事項」を十分に活用できていない求人も多く見受けられます。
入力できる項目は漏れなく使い、魅力を伝え切りましょう。
オンラインで応募できるかどうかの設定です。「不可」のままだとオンライン応募ができません。
スケッチのお客様でも意図せず「不可」になっていたケースもあるため、「可」になっているか今一度確認してみてください。
ハローワークの求人票は“求人広告”ではありませんが、伝え方次第で応募者の心を動かす採用ツールになります。
ハローワークには、求人票とあわせて掲示できる「PRボード」があります。
求人票には文字数や記載ルールの制約がありますが、PRシートなら写真やイラストも使いながら、会社の魅力や社員の声を伝えられます。
掲載すると効果的な内容
※フォーマットや掲示方法は管轄のハローワークによって異なります。
ハローワーク主催の説明会は、無料で企業と求職者をつなぐ場です。
個別説明会から合同イベントまで規模はさまざまですが、どちらも応募者との距離を縮める絶好の機会になります。
スケッチのお客様では、毎月実施している企業様もいます。
当日は「会社説明の型」「想定質問の回答」「会社説明資料」を用意しておくと、当日のブレが減ります。
スケッチでは、クライアントに向けて会社説明のロールプレイ支援や、20ページ程度の説明資料作成などのご支援も実施しています。
リクエスト機能とは
意外と知られていないのが、ハローワークの「リクエスト機能」です。
条件に合う求職者に対し、企業側から「求人を見てほしい」と送信できる仕組みで、いわばスカウトメールの無料版のようなもの。
能動的に動くことで「待ちの採用」から「攻めの採用」へと転換できます。
管理の必須項目(いつ・誰に・何を送ったか)
リクエスト機能を使う際は、必ず管理することが大切です。
いつ・誰に送ったのかを記録しておき、運用が属人化しないようにします。
ここまでご紹介した求人票・サービス・機能を徹底活用したうえで、さらにもう一段階。
ハローワークの担当者と密に連携し、関係性を深めることも重要です。採用の本気度を伝え、強い味方になってもらいましょう。
スケッチのお客様の中には、毎日のようにハローワークに通い、顔を覚えてもらいながら関係性を築いていった方もいます。
ハローワークは無料で利用できる一方で、使い方によって成果に差が出やすい採用チャネルです。
求人票の工夫・PRボードの活用・説明会参加・リクエスト機能など、多彩なメニューが用意されています。
大切なのは、事実をただ載せるのではなく、自社の魅力を戦略的に伝えることです。
システムが新しくなった今こそ、求人票を見直す良いきっかけになりそうです。
まずは求人票のモバイル最適化と、タイトル・冒頭3行を見直してみてください。
次にPRボードと説明会、リクエスト機能まで広げると、無料チャネルでも応募数が増加するかもしれません。
「応募が来ない」と感じたときに、本記事の内容が、貴社の採用活動の一助となれば幸いです。
「うちの求人票、どこを改善したらいいのか分からない…」
そんなお悩みがありましたら、採用のプロが、貴社のハローワーク求人票を無料で診断・添削いたします。
魅力が伝わる文章になっているか、求める人物像に刺さる言葉選びができているかなど、プロの視点で具体的な改善ポイントをフィードバックします。
ノウハウの実践が難しいと感じたら、ぜひ一度プロの目線をご活用ください。
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