2025-11-04
人材採用
応募ゼロから採用3名へ。強みの言語化と仕組み化で現場が回り出す——東北・建設業の反転攻勢
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プロジェクトテーマ
2代目社長×建設土木の事例|東日本大震災後に縮小した事業を、採用活動の変革をきっかけに成長に向けて始動
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エリア
東北地方
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取り組み内容
1.企業情報と相談背景|
震災後の事業縮小から反転、公共工事の増加に備えた“採用活動強化”
クライアント企業:東北地方・建設業
事業内容:建設業(公共・一般)
従業員数:10名
2011年の東日本大震災までは順調に成長し、当時の社員数は20名。震災の影響で、人員は10名まで縮小しました。
一方で復旧・復興が進むにつれて公共工事の依頼は増加。「人材さえいれば受注を伸ばせる」状況でありながら、HP不在・採用ノウハウ不在により、ハローワークからの応募は長らくゼロが続いていました。
創業者である父から息子への代替わりを機に、採用強化のご相談をいただきました。
同社は、県内では数える程度しか認定されていない高い工事レベル。さらにお祭りやボランティア、スタジアム協賛など地域に根差した社会貢献も継続しており、地域からの信頼と実績は確かな一方、採用活動は未経験の事務員が「応募が来た時だけ対応」する体制で、広報手段も不足していました。
• ホームページがなく、Web上での広報が皆無
• 自社の魅力を言語化できていない
• 特徴や訴求ターゲットが不明確
• 専任の採用担当不在で、ノウハウ・知識が蓄積されない
• 有効な広報手段や求職者へのアプローチ方法が分からない
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2.スケッチの支援内容|
採用活動の再設計と、担当者(事務員)育成による“仕組み化”
支援は、「採用活動の大上流である“考え方”」から「費用と手段の選択」を並行して実施しました。
■ 採用活動強化
・ 採用課題の洗い出し及びスケジュール設定
・ ボトルネックの特定(採用活動全体の整理・媒体選定・求人票改善・広報手段・自社の魅力の言語化 など)
・ 各職種に応じた「無料×低コスト」から「有料×中コスト」までの手法を効果的に組み合わせ
・ 継続的な改善サイクルの構築
・ 選考プロセス改善
・ HP作成の伴走
■ 採用担当者育成支援
・ 説明会資料作成から事務員とのロールプレイングを実施しクロージングまで伴走
・ 継続すべき採用活動の可視化
・ 圧倒的な広報量増加施策と優先順位づけ
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3.成果|
応募ゼロ脱出——応募5名・採用3名、自走体制で“大型受注に応える”土台を確立
前年度は応募0件だった状況から、応募5名・採用3名へ大きく改善。採用担当者が動けば動くほど応募が入るようになり、人材確保によって大型受注にも今後対応可能な体制に変わり始めました。
長らく続いていた「応募ゼロ」の停滞から抜け出し、現場に新しい仲間が加わることで、安定した事業運営へとつながっていきました。
加えて、属人化していた採用活動は、社長+事務員2名の計3名が全体像を把握し、誰もが対応可能な状態へと変化。
活動内容を強化するほど求職者からの反応が増加していったことで、プロジェクト当初は不安を抱えていた事務員の方も、終了時には「採用活動の仕事がとても楽しい!」と感じていただけるまでに成長しました。
・ 広報×採用の役割分担により、実行スピードと発信量が向上
・ ノウハウ共有の仕組み(3名体制)を構築したことにより社内での相談が可能な状態へ
・ 数値分析や採用活動のABテストなど新たな挑戦が可能な状態へ
・ 「次の一手」を理解しているため、チャレンジを止めることなく常に採用活動がアップデートされる仕組みへ
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4.建設業の皆さまへ|
「働き手がいない」「何をすればよいか分からない」は、変えられる
応募が来ない、採用できない、採用担当者が育たない──
スケッチでは、採用構造の見直しと人材育成を一体的に支援しています。
必要なのは仕組みと変化を生み出すきっかけです。
まずは、貴社にとっての最適な設計図を一緒に描くところから。
お気軽にご相談ください。